“一筆”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひとふで95.0%
いっぴつ5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一筆ひとふで示し上げ参らせそろ大同口だいどうこうよりのお手紙ただいま到着仕り候母様ははさん大へんおんよろこび涙を流してくり返しくり返しご覧相成り候」
遺言 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
つい筆をとって一筆ひとふで加える。そばの参考の本をめくって見る、また筆を加える。気がついた時は夜は深く更けてしまっております。
萩之進のほうは覚えのあることだから、大いに恐惶きょうこうして、なんとか乞食の相をはらいたいと思い、いまの故事にならって、千人悲願を思い立ち、そこで書きのこした一筆いっぴつが『すさきの浜』……
顎十郎捕物帳:10 野伏大名 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)