“マト”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:まと
語句割合
60.0%
20.0%
焦点20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
マトと言ふ語は、いくはなどゝは違うて、古くは独り立ちするよりも、熟語となつて表現能力が全う出来た様である。
まといの話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
第一、女たちの生活は、起居タチヰふるまひなり、服装なりは、優雅に優雅にと変つては行つたが、やはり昔の農家の家内ヤウチの匂ひがつきマトうて離れなかつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
壁代カベシロの様に縦横に裁ちついで、其まゝ身にマトふやうになさる外はおざらぬ。それ、こゝにヒモをつけて、肩の上でくゝりあはせれば、昼は衣になりませう。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)