“スサ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:すさ
語句割合
80.0%
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その光りで照し出されたのは、あさましくスサんだ座敷だけでなかつた。荒板の牀の上に、薦筵コモムシロ二枚重ねた姫の座席。其に向つて、ずつと離れた壁ぎはに、板敷にヂカに坐つて居る老婆の姿があつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
その光りで照し出されたのは、あさましくスサんだ座敷だけでなかつた。荒板の牀の上に、薦筵コモムシロ二枚重ねた姫の座席。其に向つて、ずつと離れた壁ぎはに、板敷にヂカに坐つて居る老婆の姿があつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
われ/\の愚かさは、まことに「りのスサび」に人を憎み、人を疎み、又人を愛して来た。
実川延若讃 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)