“コンパルチマン”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
隔室50.0%
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
吃驚びっくりして飛びあがったコン吉がキョロキョロと隔室コンパルチマンのなかを眺むれば、列車はもうよほど以前にマルセーユに到着したものとみえ、相客は一人残らず下車し
とある隔室コンパルチマンの中を差し覗けば、豆電気を一つだけともした混沌たる紫色の薄明りの中に、赤い筒帽を冠ったアルジェリの帰休士官、加特力キャソリックの僧侶の長い数珠じゅず英吉利イギリス人の大外套
一廓が居間と寝室と食堂と浴室と料理場の五室からなり、入口のドアで仕切られて他のコンパルチマンから独立するようになっている。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)