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キュウキャン
ふりがな文庫
“キュウキャン”の漢字の書き方と例文
語句
割合
九江
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
九江
(逆引き)
私は
溯江
(
そこう
)
の汽船へ三艘乗った。上海から蕪湖までは鳳陽丸、蕪湖から
九江
(
キュウキャン
)
までは南陽丸、九江から
漢口
(
ハンカオ
)
までは大安丸である。
長江游記
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
そして、
潯陽
(
じんよう
)
城(現在の
九江
(
キュウキャン
)
)の河港からまた、水路や陸路を経て、廬山をあおぎながら、
鄱陽湖
(
はようこ
)
をわたり
楽平河
(
らくへいが
)
をめぐり——文字どおり千里の旅を、半歳もかかるのだった。
新書太閤記:01 第一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
蕪湖から乗った南陽丸では、
竹内栖鳳
(
たけうちせいほう
)
氏の一行と一しょだった。栖鳳氏も
九江
(
キュウキャン
)
に下船の上、
廬山
(
ろざん
)
に登る事になっていたから、私は令息、——どうも可笑しい。
長江游記
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
僕は大阪毎日新聞社の命を受け、大正十年三月下旬から同年七月上旬に至る一百二十余日の
間
(
かん
)
に
上海
(
シャンハイ
)
、
南京
(
ナンキン
)
、
九江
(
キュウキャン
)
、
漢口
(
ハンカオ
)
、
長沙
(
ちょうさ
)
、
洛陽
(
らくよう
)
、
北京
(
ペキン
)
、
大同
(
だいどう
)
、
天津
(
てんしん
)
等を遍歴した。
「支那游記」自序
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
前の晩私は
九江
(
キュウキャン
)
にとまった。ホテルは即ち大元洋行である。その二階に寝ころびながら、
康白情氏
(
こうはくじょうし
)
の詩を読んでいると、
潯陽江
(
じんようこう
)
に
泊
(
はく
)
した支那の船から、蛇皮線だか何かの音がして来る。
長江游記
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
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