“カフエ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:かふえ
語句割合
珈琲店66.7%
Café22.2%
珈琲11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
芽の大きくなつた並木の MARRONNIER は、軒並みに並んでゐる珈琲店カフエの明りで梢の方からさかしまに照されて、紫がかつた灰色に果しも無く列つてみえる。
珈琲店より (新字旧仮名) / 高村光太郎(著)
ゆうべは除夜で、Caféカフエ Atlantisアトランチス のなかに入り、真夜中に、恭賀新年の杯を高く挙げて、午前三時ごろ其処を出た。街はいつもよりも少し暖く、一めんにもやがかかつてゐた。
接吻 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
白布の中で珈琲カフエ麺麭クロアソンを食つた。日が窓から室の中にさし込んでゐる。窓掛けの薄紗を通して遠くに PANTHÉON の円屋根が緑青色に見える。
珈琲店より (新字旧仮名) / 高村光太郎(著)