“オホビト”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:おほびと
語句割合
大人50.0%
巨人50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此部下は、人形ニンギヤウの形をとつた。巨人オホヒトの像で示されたのである。譬へば、日向岩川八幡の大人オホビト弥五郎の様なものが出来た。さうして、此が八幡神の行列には必、伴神として加はつた。
けれども、仮りに、簡単な形を考へて見るとしたら、サイは、海系統のもの、大人オホビトは山系統のものと見てよいであらう。でも、此二つは、元はやはり、一つ考へのものでなければならない。
私の考へ方としては、海の神の信仰が山の神の信仰に移つたとするのであるから、譬ひ磯良の信仰には、更に、山の大人オホビトの考へをば、反映して居るとしても、根本的には、古いものと見られる。
巨人オホビトの方は、既に服従したものである。だから行列に於いて、前立となるのである。