“ウヰンナ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
維也納66.7%
推也納33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
墺太利オーストリーにモツアルトといふ音楽家があつた。ある日の事維也納ウヰンナ市街まちをぶらついてゐると、変な姿なりをした乞食がひよつくり眼の前に現れた。
十八世紀の初め頃、墺太利オーストリー維也納ウヰンナ市街まちちやうどそれで、雨降りの日にでもなると、道路みちは大ぬかりにぬかつて、市民は外へ出るのが億劫でならなかつた。
維也納ウヰンナのある医者の報告によると(医者といふものは色々な報告をする。吾々はその報告に依つてナポレオンが男色好きだつた事や、医者自身が余り人間の事に通じてゐないのを知る事が出来る)
その千葉秀浦が推也納ウヰンナ旅籠屋はたごやで病死した時、環女史は多くの日本留学生に取纏とりまかれて、倫敦ロンドンで孔雀のやうな気取つた暮しをしてゐた。