“ウイン”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
維納75.0%
維也納25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ミユンヘンの霜、維納ウインの雨
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
続いて老人は、現在維納ウインにおいて艇長生存説を猛烈に煽り立てているところの、不可思議な囚人のことを口にした。
潜航艇「鷹の城」 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
維也納ウインならば Messeメツセ のやうな大きな市を除き、それから Praterプラーテル のやうな遊び場所を除けば、日曜に働くのは猶太ユダヤ族の仕業だぐらゐにおもふのであつた。
イーサル川 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
長い木の橋が掛かつてゐたりして、そこを大勢の人が往来してゐる。日曜の散策であるがここの住民は、維也納ウインなどに比して都雅でなく、山国の趣が抜けないやうに見える。
イーサル川 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)