“ウインナ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
維也納57.1%
維納35.7%
維因納7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
維也納ウインナのホテルを思い出す。臨時に金井君を連れて歩いていた大官が手を引張ったのを怒った女中がいる。金井君は馬鹿気た敵愾心てきがいしんを起して、出発する前日に、「今夜行くぞ」と云った。
ヰタ・セクスアリス (新字新仮名) / 森鴎外(著)
シュトラウスの〈維納ウインナの森の物語〉の浮きたつような軽快なワルツがひどく湿っぽくなっている。
だいこん (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
一度ブダペストから維因納ウインナの友達へ手紙が来たきりで、毛皮商のほうでも実家でも内々捜しているところだった。
生きている戦死者 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
維因納ウインナで幸福にやっているそうですね。それは何よりです。私はいまだにあれを愛していますから、邪魔しようとは思いません。ただ、私は馬鹿でした。それだけです」
生きている戦死者 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)