“わらじむし”の漢字の書き方と例文
語句割合
草鞋虫100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
菱形のその列が人の顔のようにしかめる。眼にもつかないような小さな穴が、大きくなって谷になる。そのまわりにはいくつも山がある。一匹の草鞋虫わらじむしがはっている。それが象のように大きい。
石の間に「つんぼ」をさがし回ることは、身の毛のよだつような楽しみである。なお別の楽しみは、急に舗石しきいしを上げて草鞋虫わらじむしを見つけることである。
お椀の中へそっと草鞋虫わらじむしを入れて食わせてやっただ、そんな事は何うでもいが、おめえさんがおいとまになるならんにもたのしみがえからおらさがろうか知ら、下らばすぐ故郷くにけえるだよ
闇夜の梅 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)