“わっちら”の漢字の書き方と例文
語句割合
私等100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこでそれ、お前達が人にめられるために私等わっちらに税金をお出しなされる。今日はそれを取上げに来やした。こころありだけ寄来よこさっせえ。
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
それよりは家賃をやすくして私等わっちらが自力で一杯も飲めるようにしてくれた方がほんのこと難有ありがてえや。へこへこ御辞儀をして物を貰うなあちっともうれしくねえてね。
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
私等わっちらはたけのよ、勝山さんのお夏さんを何だと思ってるんだ、何と見損いやあがったい、いけ巫山戯ふざけた真似をしやあがって、何だ小股こまたがしまってりゃ附合がむずかしい? べらぼうめ
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)