“ろば”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
驢馬88.5%
10.6%
騾馬1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところどころにあるステーションだけにはさすがに樹木の緑があって木陰には牛や驢馬ろばがあまり熱帯らしくない顔をして遊んでいた。
旅日記から (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
山は喜んで老人についてゆき、いているろばつないでへやの中へ入った。室の中にはつくえも腰掛けもなかった。老人はいった。
阿繊 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
コン吉は、タヌと検査官のうしろから、騾馬ろばの背に揺られ、絶えずキョトキョトと落ち着かぬ視線を前後左右に放ちながら続いていったが、やがて
一〇、コルシカ人の急所は大鍋おおなべの中に。翌日の午後、コン吉はコルテの町からさまざまな買物を騾馬ろばの背に満載して帰って来た。それと同時に『極楽荘』の内外うちそとには大改革が行なわれた。