“れいみょう”のいろいろな漢字の書き方と例文

語句	割合
霊妙	80.0%
例名	20.0%

霊妙

二代目の天鼓もまたその声霊妙（れいみょう）にして迦陵頻迦（かりょうびんが）を欺（あざむ）きければ日夕籠を座右（ざゆう）に置きて鍾愛（しょうあい）すること大方ならず、常に門弟等（ら）をしてこの鳥の啼く音に耳を傾（かたむ）けしめ、しかる後に諭（さと）して曰（いわ）く

春琴抄 (新字新仮名) ／ 谷崎潤一郎(著)

「確かに然うです。人間の心の働きは霊妙（れいみょう）なものですよ」

嫁取婿取 (新字新仮名) ／ 佐々木邦(著)

例名

また別名（べつみょう）という所もある。東大寺領播州矢野などでは別名に対するのが例名（れいみょう）である。これも追加開墾地である。

地名の研究 (新字新仮名) ／ 柳田国男(著)

『東寺文書』を見ると、寺領の矢野の例名（れいみょう）という土地が久しい間論諍（ろんそう）の目的物になっている。

地名の研究 (新字新仮名) ／ 柳田国男(著)