“りょうけんちが”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
料簡違60.0%
了簡違20.0%
料見違20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「それはおまえ、料簡違りょうけんちがいだよ。お殿様のおおせつけじゃないか?」
苦心の学友 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
実は私の父親おとっさんは、中年から少し気が違ったようになって、とうとうそれでおなくなりなすったがね、親のことをいうようだけれど、母様おっかさんは少し了簡違りょうけんちがいをして、父親おとっさんが病気のあいだに
化銀杏 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
さきの日、椿の枝を折って別れてから、お葉は重太郎を憎んで居なかった。うらむまじき人を怨んだのは、彼の料見違りょうけんちがいには相違ないが、人並ならぬ彼にむかって深くこれを責むるのは無理である。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)