“よちょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
輿丁50.0%
余丁16.7%
余姚16.7%
余町16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みると、あじろ輿をすえたまわりに、派手やかな半武装の武者が三人、輿丁よちょうが四人、ひざまずいて待っていた。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
余丁よちょう町の方へ出て、暑い陽射しのなかに、ぶらぶら歩く。亀が這っているような自分の影が何ともおかしい。三宅やす子さんの家の前を通る。偉い女の人に違いない。
新版 放浪記 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
赤烏せきう三年、句章こうしょうの農夫楊度ようたくという者が余姚よちょうというところまで出てゆくと、途中で日が暮れた。
「二十九余町よちょう——まア、ざっと三十里でございまする。すると桑名くわなのごじんへつきますまでには、約三日ののちとあいなります」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)