余丁よちょう)” の例文
余丁よちょう町の方へ出て、暑い陽射しのなかに、ぶらぶら歩く。亀が這っているような自分の影が何ともおかしい。三宅やす子さんの家の前を通る。偉い女の人に違いない。
新版 放浪記 (新字新仮名) / 林芙美子(著)