“よこひざ”の漢字の書き方と例文
語句割合
横膝100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と言ひもへず煙管きせるを取りて、彼は貫一の横膝よこひざをば或る念力ねんりき強くしたたか推したり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
緋縮緬ひぢりめん長襦袢ながじゅばんの上に青色の扱帯しごきを締めた、島田にうたわかい女が右の手を突いてなまめかしく横膝よこひざに坐り、それと向き合って双子らしいあわせを着た壮い色の白い男が鼓を肩にしてすわっていた。
鼓の音 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
可恨うらめしげに満枝はことばを絶ちて、横膝よこひざに莨をひねりゐたり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
お俊は苛立いらだちて彼の横膝よこひざを続けさまにはたきぬ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)