“やせじょたい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
痩世帯60.0%
痩所帯20.0%
瘠世帯20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もし沙金と別れまいと思えば、おばばといっしょになるばかりじゃ。よし、ならば、おばばをにしよう——こう思い切って、持ったのが、この猪熊いのくま痩世帯やせじょたいじゃ。………
偸盗 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
この痩所帯やせじょたいに金屏風だけが光っている、これはお寺の什物じゅうもつの一つを貸してくれたもので、緑青ろくしょうの濃いので、青竹がすくすくと立っている間に寒椿かんつばきが咲いている、年代も相当に古びがついて
大菩薩峠:32 弁信の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
始めて身重みおもになったのは、二人が京都を去って、広島に瘠世帯やせじょたいを張っている時であった。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)