“やせぜたい”の漢字の書き方と例文
語句割合
痩世帯100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いとまともならば弥々いよいよ病人の伯父に心配をかけ、痩世帯やせぜたいに一日の厄介も気の毒なり、その内にはと手紙ばかりをりて、身は此処ここに心ならずも日を送りける。
大つごもり (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
主人の中川は胸中の抱負こそ敢て人後に落ちざれども書生上りの痩世帯やせぜたい、爵位ある上流人士を家に招きしは初めてなれば何となく心苦しく覚えて事ごとに言訳いいわけし
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)