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痩世帯
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やせじょたい
ふりがな文庫
“
痩世帯
(
やせじょたい
)” の例文
その頃
痩世帯
(
やせじょたい
)
を張っていた養父は、それまで義理の母親に育てられて、不仕合せがちであったおとらと一緒になってから、二人で心を合せて一生懸命に稼いだ。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
もし沙金と別れまいと思えば、おばばといっしょになるばかりじゃ。よし、ならば、おばばを
妻
(
め
)
にしよう——こう思い切って、持ったのが、この
猪熊
(
いのくま
)
の
痩世帯
(
やせじょたい
)
じゃ。………
偸盗
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
誰でも
痩世帯
(
やせじょたい
)
の中に育った者は、全く、困り切ってしまうことはあるまい。わたしは思う。この道筋に在る者は大概
他人
(
ひと
)
の
真面目
(
じがね
)
を見出すことが出来る。わたしはN地に行ってK学校に入るつもりだ。
「吶喊」原序
(新字新仮名)
/
魯迅
(著)
痩
常用漢字
中学
部首:⽧
12画
世
常用漢字
小3
部首:⼀
5画
帯
常用漢字
小4
部首:⼱
10画
“痩世”で始まる語句
痩世帶