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やすがたき
ふりがな文庫
“やすがたき”の漢字の書き方と例文
語句
割合
安敵
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
安敵
(逆引き)
で、たゞ
匁
(
もんめ
)
で
連出
(
つれだ
)
す
算段
(
さんだん
)
。あゝ、
紳士
(
しんし
)
、
客人
(
きやくじん
)
には、あるまじき
不料簡
(
ふれうけん
)
を、うまれながらにして
喜多八
(
きたはち
)
の
性
(
しやう
)
をうけたしがなさに、
忝
(
かたじけね
)
えと、
安敵
(
やすがたき
)
のやうな
笑
(
ゑみ
)
を
漏
(
も
)
らした。
雨ふり
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
女房に茶を汲んで出し、善太に賭事を教へ、金を
股倉
(
またぐら
)
へくぐらするなどの仕草は場当りなれど、本文の権太ももどりにならぬまでは
極
(
ごく
)
の
安敵
(
やすがたき
)
なれば深く咎むるにも及ばざるべし。
いがみの権太:(明治二十九年一月、明治座)
(新字旧仮名)
/
三木竹二
(著)
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