“やざま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
矢狭間50.0%
矢間41.7%
八狭8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すッと向うに浮いて行って、遠くの、あの、城の壁の、矢狭間やざまとも思う窓から、顔を出して、こっちをのぞいた。そう見えた。いつの間にか、城の中へ入って、向直って。……
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
窓は矢間やざまの用をなし、ここには二個の大砲と、八個の旋条銃せんじょうじゅうが用意されているほかに、なお多くの武器がある。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
那須の国造くにつこが、八溝山やつみぞさん八狭やざま大蛇おろちを退治しなければならないために、それには、どうしても駒ヶ岳の天津速駒あまつはやごまに乗り、乗鞍ヶ岳から天安鞍あめのやすくらを、槍ヶ岳から天日矛あめのひほこ
大菩薩峠:27 鈴慕の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)