“もちろん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:モチロン
語句割合
勿論99.8%
物論0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのうちにようやく経の用意も出来たので本堂へ案内されたが、来てみると、ここは一層寒いうえに、勿論もちろん火鉢も座蒲団ざぶとんもなかった。
比叡 (新字新仮名) / 横光利一(著)
勿論もちろん、一種の玩具おもちゃに過ぎないのであるが、なにしろ西郷というのが呼び物で、大繁昌であった。私などは母にせがんで幾度も買った。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
そして反射神経でありあわせなラブレターの書式など、実にうまくなりましたこと。しかしほんとうの恋をする女があるということは物論もちろん昔も今も決してかわろうはずはありません。
新時代女性問答 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)