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もくせつ
此時
病床の
下にありし門人○
木節(翁に薬をあたへたる医なり)○
去来○
惟然○
正秀○
之道○
支考○
呑舟○
丈草○
乙州○
伽香以上十人なり。
その障子の方を枕にして、
寂然と横はつた芭蕉のまはりには、
先、医者の
木節が、夜具の下から手を入れて、間遠い脈を
守りながら、浮かない眉をひそめてゐた。
此時
病床の
下にありし門人○
木節(翁に薬をあたへたる医なり)○
去来○
惟然○
正秀○
之道○
支考○
呑舟○
丈草○
乙州○
伽香以上十人なり。