“めのわらわ”の漢字の書き方と例文
語句割合
女童100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
騒いでいた男の子の一ト組が駈け去ると、こんどは女童めのわらわの組だけでまりをつき、鞠つき唄をうたっていた。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あれは渡殿の軒に近く紅梅がほころびていたことを思うと、或る春の日のことであったのは間違いないが、彼が西の対屋たいのや簀子すのこのところで、二三人の女童めのわらわを相手に遊んでいると
少将滋幹の母 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
女童めのわらわの一人の肩に、袖でつかまって差覗さしのぞく。
天守物語 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)