“めくらさぐ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
盲探60.0%
盲目探40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と思ううちに、光はたちまち消えて座敷は再びもとの闇、の恐しい婦人の姿も共に消えてしまった、私は転げるように寝台から飛降とびおりて、盲探めくらさぐりに燧木マッチを探りって、慌てて座敷の瓦斯ガスに火をとぼ
画工と幽霊 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
そうして出来るだけ電燈の光りの見えない方へ盲目探めくらさぐりに転がって行って、何かの陰を探して隠れよう隠れようとしていたの。
支那米の袋 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
その脳髄に関する病気の研究ばかりを大昔のマンマの『盲目探めくらさぐりの状態』に放置しているのは、何という間の抜けた片手落ちか……精神病の研究のために是非とも必要な精神解剖学、精神生理学
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)