“めいえん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
名媛66.7%
名猿16.7%
茗醼16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この曲を良人おっとシューマンのために精一杯いて、その頃の無理解な——あるいは無理解をよそおわんとする聴衆を説得せんとした、名媛めいえんクララ夫人の努力が今にしのばれてゆかしい。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
黄色いまばらな街燈に照らしだされた馴染なじみの裏街が、まるで水の中につかっているような気がしたし、帆村ほむらのやつは帆村のやつで、黒いソフトを名猿めいえんシドニーのように横ちょに被り
西湖の屍人 (新字新仮名) / 海野十三(著)
毎月一次茗醼めいえんヲ開ク。輪転シテ主トナル。終レバまた始ム。午後二時ヲ以テ集リ八時ヲ以テ散ズ。客ノ来ルヲ迎ヘズ。客ノ去ルヲ送ラズ。虚礼ヲ省イテ真率ヲとうとブ。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)