“むにん”の漢字の書き方と例文
語句割合
無人100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おくの一間へ呼入れ時候じこう挨拶あいさつをはり扨云やう今日其方をまねきしは別儀にも非ず此兩三年はお屋敷やしきの御用も殊の外鬧敷いそがしく相成ど店の者無人むにんにて何時も御用の間を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
無人むにんの留守宅を助三郎は兄の栄太に頼んだのかも知れない。が、平常ふだんから兄弟仲の余りよくなかったと言う人々のひそひそ話を勘次はそれとなく小耳に挾んだ。
またこれを下山せしめんことは無論当人の本意に非ざるべしなど、これを患者に語ることの、やまいさわりあらんを思い、ひとり自ら憂慮に沈みたりしが、もとこれ無人むにんの境