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むどうじ
ふりがな文庫
“むどうじ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
無動寺
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
無動寺
(逆引き)
やがて
無動寺
(
むどうじ
)
の一乗院へたどりついた。その間に、太夫房覚明と性善坊とは、範宴を先に立ててかなり親しく話していたが、一乗院まで来ると
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
山徒いよ/\これを
悪
(
にく
)
みて、
無動寺
(
むどうじ
)
の上よりして、数千丈高き岩の上をば、
転
(
ころ
)
ばかしたりける間、この鐘
微塵
(
みじん
)
に砕けにけり、今は何の用にか立つべきとて、そのわれを取り集めて、本寺へぞ送りける
十二支考:03 田原藤太竜宮入りの話
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
三界のほこりや
芥
(
あくた
)
の大河も遠く霞の下に眺められ、
叡山
(
えいざん
)
の法燈鳥語もまだ寒い
木
(
こ
)
の
芽時
(
めどき
)
を——ここ
無動寺
(
むどうじ
)
の
林泉
(
りんせん
)
は
寂
(
じゃく
)
として、雲の去来のうえにあった。
宮本武蔵:05 風の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
建久二年の年は、
範宴
(
はんえん
)
少納言がこの
東塔
(
とうとう
)
の
無動寺
(
むどうじ
)
に入ってから、ちょうど九年目に当たる。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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