“むせい”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ムセイ
語句割合
無声40.0%
夢醒20.0%
無生20.0%
無聲20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この故に無声むせいの詩人には一句なく、無色むしょくの画家には尺縑せっけんなきも、かく人世じんせいを観じ得るの点において、かく煩悩ぼんのう解脱げだつするの点において、かく清浄界しょうじょうかい出入しゅつにゅうし得るの点において
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
石居せききょ即ち兼松三郎は後に夢醒むせいと題して七古しちこを作った。うちに「又憶世子即世後またおもうせいしそくせいののち継嗣未定物議伝けいしいまださだまらずぶつぎつたう不顧身分有所建みぶんをかえりみずけんずるところあり因冒譴責坐北遷よりてけんせきをおかしてほくせんにざす
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
生は無生むせいの土と空気とを変じアマゾンの森となすがごとく、生は無霊むれいの動物体を取り汝の愛せし真実と貞操の現象となせしごとく、生は人より天使を造るものなり
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
とこしへに無聲むせいなるいつの時より
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)