“無霊”の読み方と例文
読み方割合
むれい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
生は無生むせいの土と空気とを変じアマゾンの森となすがごとく、生は無霊むれいの動物体を取り汝の愛せし真実と貞操の現象となせしごとく、生は人より天使を造るものなり
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
人の説く法のうち、他の弁ずる道のうち、乃至ないし五車ごしゃにあまる蠧紙堆裏としたいりに自己が存在する所以ゆえんがない。あれば自己の幽霊である。もっともある場合において幽霊は無霊むれいより優るかも知れない。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)