“みもだ”の漢字の書き方と例文
カタカナ:ミモダ
語句割合
身悶100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
折くべ居る時しも此方の納戸なんど共覺しき所にて何者やらん夥多おびたゞしく身悶みもだえして苦しむ音の聞ゆるにぞ友次郎はきもつぶし何事成んと耳を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
彼女は、蜘蛛くもだ。恐ろしく、美しい蜘蛛だ。自分が彼女にささげた愛も熱情も、たゞ彼女の網にかゝったちょう身悶みもだえに、過ぎなかったのだ。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
ある新聞社が、ミス・日本をつのっていた時、あの時には、よほど自己推薦しようかと、三夜身悶みもだえした。大声あげて、わめき散らしたかった。
ろまん灯籠 (新字新仮名) / 太宰治(著)