“みみなしやま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
耳成山50.0%
耳梨山25.0%
耳無山25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つるぎいけのほうに出て、それから藁塚わらづかのあちこちにうずたかく積まれている苅田のなかを、香具山かぐやま耳成山みみなしやまをたえず目にしながら歩いているうちに、いつか飛鳥川のまえに出てしまいました。
大和路・信濃路 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
香具山かぐやま耳梨山みみなしやまひしときちて印南国原いなみくにはら 〔巻一・一四〕 天智天皇
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
右に畝傍山・香久山、左に耳無山みみなしやま、その愛らしい小丘の間を汽車はせて行く。いにしえの藤原の京、飛鳥の京の旧跡は指呼の間に横たわっていた。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)