“みずごり”の漢字の書き方と例文
語句割合
水垢離100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……参詣さんけいの散った夜更よふけには、人目を避けて、素膚すはだ水垢離みずごりを取るのが時々あるから、と思うとあるいはそれかも知れぬ。
菎蒻本 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ってあなた様があれへお越しになりたいと思召おぼしめすなら、これから少し参りますると、御禊みそぎの滝というのがございます、その滝壺で水垢離みずごりをおとりになって
大菩薩峠:05 龍神の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
そう云う邪念がきざした時には、ひとえに御佛の御慈悲にお縋り申すより仕方がない。此れから二十一日の間、毎日怠らず水垢離みずごりを取って、法華堂に参籠するがよい。
二人の稚児 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)