“みじめさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
悲惨33.3%
惨状33.3%
慘状33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
我を取囲む錯雑せる悲惨みじめさの意識。事物そのものに内在せる悲劇が作用はたらいて救い難い暗さに迄私を塗込める。
光と風と夢 (新字新仮名) / 中島敦(著)
もう六十に手のとどいた父の乗雲は、うち惨状みじめさを見るに見かねて、それかと言つて何一つ家計の補助たしになる様な事も出来ず、若い時は雲水もして歩いた僧侶上りの、思切りよく飄然ふらりと家出をして了つて
足跡 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
家の慘状みじめさを見るに見かねて、それかと言つて何一つ家計の補助たしになる樣な事も出來ず、若い時は雲水もして歩いた僧侶上りの、思ひ切りよく飄然と家出をして了つて
足跡 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)