“まやかし”のいろいろな漢字の書き方と例文

語句	割合
欺瞞	33.3%
瞞着	33.3%
騙術	33.3%

欺瞞

無趣味極まる欺瞞（まやかし）は

ファウスト (新字新仮名) ／ ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(著)

瞞着

西瓜の切売をした事もある、とゞの結局（つまり）が縁日商人となつて九星（きうせい）独（ひとり）判断（はんだん）、英語独稽古から初めて此頃では瞞着（まやかし）の化粧品と小間物を売つてマゴ／＼しておるが君、金を儲けるのは商人だよ。

貧書生 (新字旧仮名) ／ 内田魯庵(著)

騙術

これも何か坊主どもの騙術（まやかし）だろうが、一体この寺の鐘性弱いのか、またさなくとも、度々（たびたび）の兵火でしばしば𤿎裂（ひびわれ）たのを、その都度よい加減に繕うたが、ついに鳴りやんだので、その𤿎裂や欠瑕を幸い

十二支考：03　田原藤太竜宮入りの話 (新字新仮名) ／ 南方熊楠(著)