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まつまえ
ふりがな文庫
“まつまえ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
松前
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
松前
(逆引き)
海尊仙人が住んでいたという口碑あり、また陸前
気仙
(
けせん
)
郡の
唐丹
(
とうに
)
の観音堂の下にも、昔常陸坊が
松前
(
まつまえ
)
から帰りがけにこの地を通って、これは亀井の墓だと別当山伏の
成就院
(
じょうじゅいん
)
に
山の人生
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
松前
(
まつまえ
)
の国の
浦奉行
(
うらぶぎょう
)
、
中堂金内
(
ちゅうどうこんない
)
とて勇あり胆あり、しかも生れつき実直の中年の武士、
或
(
あ
)
るとしの冬、お役目にて松前の浦々を
見廻
(
みまわ
)
り、夕暮ちかく
鮭川
(
さけがわ
)
という
入海
(
いりうみ
)
のほとりにたどりつき
新釈諸国噺
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
一般の百姓は若い者も、
年老
(
としとっ
)
たものも、
総
(
すべ
)
て終日
囲炉裏
(
いろり
)
に火を焚いて取巻き
寛
(
くつろ
)
ぎ、声の好いものは声自慢に
松前
(
まつまえ
)
や、または郷土固有の
甚句
(
じんく
)
や、
磯節
(
いそぶし
)
などを歌って、其処に来合せたものに
聞
(
きか
)
せる。
越後の冬
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
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