“まさのぶ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
政信50.0%
政演16.7%
昌暢16.7%
正信16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
政信まさのぶの遊女のそでに散るさくらいかなる風にかつ散りにけん
(新字旧仮名) / 岡本かの子(著)
これ安永年代一般の画風にして、やがて春章しゅんしょう清長きよなが政演まさのぶら天明の諸家を経てのち、浮世絵はついに寛政時代の繊巧緻密ちみつの極点に到達せるなり。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
豊前国字佐郡の人で、同国中津の城主奥平大膳大夫昌高に仕へた。初め京都に入つて古義堂を敲き、後世子せいし昌暢まさのぶの侍読となつて江戸に来り、紀平洲等と交つた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
父の松栄しょうえい、祖父の元信、家祖正信まさのぶなどの作品にしても、みなそうだ。室町御所むろまちごしょをはじめ、公卿くげの家、武将の城、寺院などに遺した作品のあらかたはみな一つの運命になり終っている。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)