“まきやま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
薪山37.5%
牧山37.5%
槙山12.5%
真気山12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いったらわたしもいってやります。いつかお薪山まきやまへ、お嬢様を誘い込もうとしたことを」
増長天王 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大庭家は、牧山まきやまの高台にあった。鬱蒼とした森林を背後に、深い孟宗竹の林にかこまれて、こじんまりした白壁の家がある。うるさいほど、雀が鳴いている。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
土佐香美かみ槙山まきやま村大字別役べっちゃく字程ノ久保
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
陰鬱いんうつな海や灰色の空にもおどろかず、真気山まきやまのがんちょ参りにも多勢の人に交じって寒気の強い夜中の雪の山をころがりながらじ登り、言葉もアクセント違いの土地の言葉をつかって、わらわれたりしたが
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)