“ぼくねんじん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
朴念仁69.2%
木念人11.5%
木念仁11.5%
朴念人7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そっくり返せというのは、こちとらにはねえ仁義だ。巫山戯ふざけた事を言やがると、彦兵衛だろうが朴念仁ぼくねんじんだろうが、勘弁しねえぞ
なんという木念人ぼくねんじんだろう、因業な寒鴉め、といったところで仕方もないかい。ときに爺さん、手間は取らさねえからそこいらまでいっしょにあゆびねえ。股火鉢またひばち五合ごんつくとやらかそう。
夜行巡査 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
それが年をとってくれば実際家で感情の枯れた木念仁ぼくねんじんになってしまう。しかし、あの女の偉い所は、若いある時代に自分から思い切ってその空想と感情を絶ち切ってしまったことだ。
女の一生 (新字新仮名) / 森本薫(著)