“ぼうせきこうじょう”の漢字の書き方と例文

語句	割合
紡績工場	100.0%

紡績工場

新開地（しんかいち）にできた工場（こうじょう）が、並（なら）び合（あ）って二つありました。一つの工場（こうじょう）は紡績工場（ぼうせきこうじょう）でありました。そして一つの工場（こうじょう）は、製紙工場（せいしこうじょう）でありました。

ある夜の星たちの話 (新字新仮名) ／ 小川未明(著)

殊（こと）にも行けたら、そしてさらわれて紡績工場（ぼうせきこうじょう）などへ売られてあんまりひどい目にあわないなら、フランスかイギリスか、そう云う遠い所（ところ）へ行きたいと誰も思うのです。

イギリス海岸 (新字新仮名) ／ 宮沢賢治(著)

「今日（きょう）は、どちらが早（はや）いかよく気（き）をつけていろ！」と、製紙工場（せいしこうじょう）の煙突（えんとつ）は、怒（おこ）って、紡績工場（ぼうせきこうじょう）の煙突（えんとつ）に対（むか）っていいました。

ある夜の星たちの話 (新字新仮名) ／ 小川未明(著)

「いや、私（わたし）のほうの工場（こうじょう）の汽笛（きてき）が早（はや）かった。」と、紡績工場（ぼうせきこうじょう）の煙突（えんとつ）はいいました。

ある夜の星たちの話 (新字新仮名) ／ 小川未明(著)