“ほそだけ”の漢字の書き方と例文
語句割合
細竹100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
白い歯をむきだして、虚空こくう凱歌がいかをあげた蛾次郎がじろうは、口にくわえていた細竹ほそだけつえを持ちなおし、ここ、竹童そッくりの大得意だいとくい
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
首尾しゅびよく、わしぬすみをやった泣き虫の蛾次郎がじろう、その上にあって、細竹ほそだけつえを口にくわえ、右手に飛礫つぶてをつかんで
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そこらで見つけてきた一本の細竹ほそだけ、先をそいでとがらせ、さくのそとから手をのばして、三ぽうの上のまんじゅうを上から一ずついては取り、突いてはべ、口の中へ五つばかり
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)