“べた”の漢字の書き方と例文
カタカナ:ベタ
語句割合
下手100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なぜならば、実行に先立って議論が戦わされねばならぬ時期にあっては、労働者は極端に口下手べたであったからである。彼らは知らず識らず代弁者にたよることを余儀なくされた。
宣言一つ (新字新仮名) / 有島武郎(著)
絶えずそれを羞恥しゅうちしたごとく、彼のように短身矮躯わいくで、かつ不具に近い近眼の隻眼者せきがんしゃで、その上に気むずかし屋の社交下手べたであったことから、至るところ西洋の女性にきらわれ通していた男が
こういうのでないと、よい出汁が出ないのであります。削り下手べたなかつおぶしは、死んだ出汁が出ます。生きたいい出汁をつくるには、どうしても上等のよく切れる鉋を持たねばなりません。
日本料理の基礎観念 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)