“ぶつぶつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
沸々33.3%
呟々33.3%
疱疹33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私はふくつらをして容易にたない。すると、最終しまいには渋々会いはするが、後で金をもってかれたといって、三日も沸々ぶつぶつ言ってる。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
其なら仕方が無いようなものだけれど、小女ちびのは掃除するのじゃなくて、ほこりをほだてて行くのだから、私が叱り付けてやったら、小女ちびは何だか沸々ぶつぶつ言って出て行った。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
無精者ぶしやうものの細君は何やら呟々ぶつぶつ小供を叱つてゐた。
足跡 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
手紙は藥劑師の書くもので、それも豫め酢で舌をしめしてから書かないと、顏ぢゆうに疱疹ぶつぶつが出て堪つたものぢやないて。
狂人日記 (旧字旧仮名) / ニコライ・ゴーゴリ(著)