“ぶっそう”の漢字の書き方と例文
語句割合
物騒100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自家うちまでいて来られては、父母や女房の手前もある。ましてこの為体のしれない物騒ぶっそう面魂つらだましい、伝二郎は怖気おぞけを振ったのだった。
しないぞ。日本の国内にこんな物騒ぶっそうなものを据えつけるような卑怯な国の人間に、いい具合にこきつかわれてたまるものか
東京要塞 (新字新仮名) / 海野十三(著)
姉達はみんな夜半よなかに起きて支度したくをした。途中が物騒ぶっそうだというので、用心のため、下男がきっとともをして行ったそうである。
硝子戸の中 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)