“ふみぐら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
文倉28.6%
書庫28.6%
桃花文庫28.6%
文書庫14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やうやくに気をとり直してお文倉ふみぐらに入つてみますと、さしもうづ高く積まれてありましたお文櫃ふみびつは、いづくへ持ち去つたものやら
雪の宿り (新字旧仮名) / 神西清(著)
別院とはいっても、ここは別院の書庫ふみぐらか物入れにでもしてあった建物らしい。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「どうだ、よう焼けをつたなあ。相国てらも焼けた、桃花文庫ふみぐらも滅んだ、姫もさらひそこねた、はははは」
雪の宿り (新字旧仮名) / 神西清(著)
……朝廷歴代の文書庫ふみぐらには、祖先柴世祖さいせいそから宋の太祖たいそへ世を譲ッた——『陳橋ちんきょうノ譲位』——の写シ文もかならず収めてあるはずですから、明判たちどころに、殷直閣いんちょっかくの暴をらし
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)