“ふたなり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
半男女40.0%
二形20.0%
半陰陽10.0%
両性10.0%
両性児10.0%
男女両性10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私はこれまで男として育って来ました。両親さえも私が女であるということを知らずに死んで行ってしまいました。私は申し上げるも恥しいことですが、俗にいう「半男女ふたなり」に生れたので御座います。
呪われの家 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
【異性】原文、二形ふたなり。男色に對して異性間の淫行をいふ
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
エホバがみ半陰陽ふたなりなりき。初めに自らいとなみて、双生児ふたごを生み給えり。最初にはらより出でしは、女にしてエヴと名付け、次なるは男にしてアダムと名付けたり。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
エホバ神は半陰陽ふたなりなりき。初めにみずからいとなみて、双生児ふたごを生み給えり。最初にはらより出でしは、女にしてエヴと名付け、次なるは男にしてアダムと名付けたり。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
「まあさ、拙者にも見せたり見せたり。ウフッ、まさしく両性ふたなりだな」
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「御覧なさいよ。先生がお手をお出しなさるにゃ及ばない——どこかの両性児ふたなりみたいな人は、あんまり仰天したので、そのまま石になってしまおうとしていますよ」
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
鼻頭の黒き男、眠られぬ女、風病の男、小舌のある男、肛門のない男、また数ある男、男女両性ふたなりの人、頭のあがらぬ法師、息の臭い女など十五段に白描の写しを合せ、十六段一巻となっている。
玉取物語 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)