半男女ふたなり)” の例文
故に女装の男子容易に奸を行う(一八四六年パリ版、コンブ『埃及エジプト行記』二三頁)。これら諸国に常習の女装男子、男装女子あり。また半男女ふたなりまた閹人えんじんあり。
私はこれまで男として育って来ました。両親さえも私が女であるということを知らずに死んで行ってしまいました。私は申し上げるも恥しいことですが、俗にいう「半男女ふたなり」に生れたので御座います。
呪われの家 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
それから古ローマのネロ帝は荒淫傑出だったが、かつてそろいも揃って半男女ふたなりの馬ばかりり集めてその車を牽かしめ、異観に誇った(プリニウスの『博物志ヒストリア・ナチュラリス』十一巻百九章)
一七七二年版コルネリウス・ド・バウの『亜米利加土人の研究ルシャーシュ・フィロソフィク・シェル・レー・アメリカン』巻二、頁九七には兎にも熟兎にも雌の吉舌クリトリス非常に長く陽物に酷似せるもの少なからず、これより兎は半男女ふたなりといい出したと出づ。