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半男女
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ふたなり
ふりがな文庫
“
半男女
(
ふたなり
)” の例文
故に女装の男子容易に奸を行う(一八四六年パリ版、コンブ『
埃及
(
エジプト
)
行記』二三頁)。これら諸国に常習の女装男子、男装女子あり。また
半男女
(
ふたなり
)
また
閹人
(
えんじん
)
あり。
十二支考:10 猪に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
私はこれまで男として育って来ました。両親さえも私が女であるということを知らずに死んで行ってしまいました。私は申し上げるも恥しいことですが、俗にいう「
半男女
(
ふたなり
)
」に生れたので御座います。
呪われの家
(新字新仮名)
/
小酒井不木
(著)
それから古ローマのネロ帝は荒淫傑出だったが、かつて
揃
(
そろ
)
いも揃って
半男女
(
ふたなり
)
の馬ばかり
選
(
え
)
り集めてその車を牽かしめ、異観に誇った(プリニウスの『
博物志
(
ヒストリア・ナチュラリス
)
』十一巻百九章)
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
一七七二年版コルネリウス・ド・バウの『
亜米利加土人の研究
(
ルシャーシュ・フィロソフィク・シェル・レー・アメリカン
)
』巻二、頁九七には兎にも熟兎にも雌の
吉舌
(
クリトリス
)
非常に長く陽物に酷似せるもの少なからず、これより兎は
半男女
(
ふたなり
)
といい出したと出づ。
十二支考:02 兎に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
半
常用漢字
小2
部首:⼗
5画
男
常用漢字
小1
部首:⽥
7画
女
常用漢字
小1
部首:⼥
3画
“半男女”で始まる語句
半男女神