“びもくしゅうれい”の漢字の書き方と例文
語句割合
眉目秀麗100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ともの優しい、客は年の頃二十八九、眉目秀麗びもくしゅうれい瀟洒しょうしゃ風采ふうさいねずの背広に、同一おなじ色の濃い外套がいとうをひしとまとうて、茶の中折なかおれを真深う、顔をつつましげに、脱がずにいた。
伊勢之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
貧弱な下宿屋の鴨居かもいに頭がつかえる。風采ふうさい生地きじの学生時代にロマンスがあったという丈けに眉目秀麗びもくしゅうれいで通る。間瀬君ほど強度ではないが、矢張り近眼鏡をかけている。
負けない男 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
世界じゅうでもっとも眉目秀麗びもくしゅうれい伊達男だておとこにさえ、いちべつもくれはしなかっただろう。